BMW R nineTで往く四国カルスト |水平対抗ボクサーエンジンのサウンドがたまらない
マイガレ倶楽部というバイクのサブスクリプションサービスで憧れだった「R nineT」をレンタルし、四国カルストまで行ってみました
【唯一無二のサウンド】 BMW R nineTと往く四国カルスト 魅惑の空冷ボクサーサウンド!/ モトブログ
R nineTは一度モトラッド愛媛で試乗させてもらったことはありましたが、長距離乗るのは初めてですごく楽しみでした。ちなみに2日借りました。
【圧倒的BMW】BMW S1000XR、S1000RR、R nineT Scrambler 試乗してみた / BMWマジック
概要
2014にBMW初のカスタムを前提としてモデルとして発売され、取り外し可能なシートレールやフロントフォークもBMW独自のテレレバー方式ではなく、普通のテレスコピックフォークを採用したのもカスタムしやすさを想定したからではないかと思います。
発売と同時に行われた「R nineT Custom Project」では、日本のカスタムビルダー4名がそれぞれコンセプトモデルを作成しました。
特に46Worksの中嶋志朗氏が作られたバイクが最高にカッコ良く、私も乗ってみたいと強く思ったのです!
足つき、ポジション
自分は身長170センチの短足ですが特に足つきが悪いとは感じませんでした。シートの幅も広めで長距離でも痛くなりにくそうです。(そう思いましたがカルストまで行ったぐらいから痛くなりましたw)
ポジションは思ったより悪かったです。ハンドルが遠いんです。そして広い。そのためか思ったより前傾になりがちで違和感を覚えました。これはドイツ人の体型に合わせてあるのかしら?
もしこのバイクを買うことになればマフラーより先にハンドル変えますねw
それくらいポジションは違和感がありました。
エンジンのフィーリングと最高のサウンド
エンジンは1169ccの空油冷フラットツインで最高出力は110馬力/7750回転、最大トルクは11.8kgf-m/6000回転となっている。(正直そんなにパワーあるかしら?と思ったのは内緒)
まぁ自分は大型といえば2013年モデルのR6しか所有したことがなく、それも15年以上も前の話で水平対抗エンジンの特性を他のエンジンと比較してレビューすることはできないが、何というか振動が気持ちいいというか、バイクに乗ってるなぁと思わされるエンジンでしたw(なかなか言語化が難しいw)
特に印象深かったのはエンジンをかける時、縦置きクランクのトルクのせいか車体が右側にフレるのだが、それがまるでバイクが身震いするかの様で最高。この振動はあえて残したと聞きましたが、本当なら演出として最高です
パワーに関しては正直めちゃ速いという訳ではないというか、あまり高回転まで回さない方が楽しいというか、田舎の快走路を水平対抗の振動と排気音を楽しみながら走る!そんなライディングスタイルが似合うという感じです。
そう音!これは本当に最高でした!音質自体は迫力のある野太い音なのですが、乾いた軽さもあるという矛盾したサウンド。
排気音ということだけでいえば、この音が自分にとっては生涯ベストのサウンドと言ってもいいです。ただそれもピークトルクまで…8000回転を超えるとさっきまでの最高の音がどこへやら…
うーん、やはり上まで回さずピークトルク辺りでシフトアップする様な乗り方が合っているのではないかしら
という訳であこがれのR nineTを2日間借りてみましたが、やはり次買うとしたら2気筒がいいなと強く思いました。4発のなめらかでどこまでも回るエンジンも素晴らしいんですが、今の自分ではそのパワーについていけない…これが老いか
有り余るトルクで快走路を流す。そんなライティングに憧れてる自分にはこのバイクはぴったりです。
ただ普段乗ってるのはグロムということでどうしてもハンドリングに重さを感じてしまう。(グロムがヒラヒラ走れすぎるのもある)
それでも水平対抗の中ではかなり軽いバイクになるので自分が合わせるしかないですね。ただ以前に乗ったR1250Rの方がハンドリングは軽かった気がするんだよなぁ
とにかく最高のサウンドとスタイリング。長年かけて自分好みにカスタムし、育てていくという付き合い方もできるバイクかと。これは自分にすごく合ってる