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Dji sparkを1年間使って感じた良い所!悪い所! | Review after 1 year

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Dji sparkを1年間使って感じた良い所!悪い所! | Review after 1 year

 自分にとっては初めてのドローンであるsparkをツーリングのお供として1年間つかってみて、気が付いた」「良い点」、「悪い点」をまとめてみる。

結論

 映像にそこまで特化しておらず、DJIのドローンを楽しむための入門機である。
 
いや、そらそうでしょwという感想だが、1年使ってみてそれを痛感したということです。

良い点

・空撮という素材のバリエーションが増える。

 ドローンなので空撮が撮れるというのは当たり前だが、撮る高さが違うだけでこれだけ映像が新鮮になるというのを痛感した。やはり空からの映像はそれだけで映えるものがあった。

・小型でバイクに載せやすい

 DJIの中でジンバルが付いているドローンの中では一番小型になる。ファントムやMAVIC PROからすると格段に小さくなり、積載量の少ないバイクでも気軽に持ち出せる。ただ足が畳めないので小さいけどでかいw

・インテリジェント・フライトモードがすごい

 これはボタン一つで高度な撮影をsparkが自動でしてくれるというもの。
 ・クイックショット
 ・タップフライ
 ・アクティブトラック
 ・ジェスチャーコントロール

 4つのカテゴリーに分けられており、その中でもクイックショット、アクティブトラックの機能が面白い。クイックショットには

 ロケット(カメラを下向きに、機体は真上に上昇しながら撮影を行う)
 Dronie(カメラは被写体を捉えたまま、機体は斜め上に上昇する)
 サークル(被写体を中心に、周囲を旋回しながら撮影をおこなう)
 螺旋(被写体を中心に、周囲を旋回しながら上昇し、撮影をおこなう) 

 という難しい撮影を簡単におこなうことができる。これは便利でsparkの機能で一番使ったと思う。続いてアクティブトラックだが、これ撮影対象をドローンが追跡して撮影するというもの。

 トレース(前進、後退、または被写体の周囲を回りながら、被写体を追尾する)
 プロフィール(被写体と並走しながら撮影する)

 基本的に徒歩や自転車を想定しているようで、バイクや車の速度には付いてこれない。だいたい20〜30キロが限界。追尾も割とすぐ見失ってしまうという欠点があるが、とてもおもしろい機能でよく使った。
 この他にもインテリジェント・フライトモードにはタップフライ、ジェスチャーという機能もある。ジェスチャーはあまりうまくコントロールできなかったのでほとんど使わなかった。

・モバイルバッテリーで充電ができる

 MAVICやPhantomには無い機能。小型バッテリーだからこそできることだが、すごく便利だった。食事や移動中にも気軽に充電できるのは良い。あとバッテリー自体も安い。sparkのバッテリーは5,880円に対してMAVIC AIRは10,800円と倍近くする。

・解像度は低いが撮れる映像の色は綺麗

 sparkは1080pの30fpsしか撮影ができない。解像度は低いが映像の色は綺麗で編集でLUTで色をつけやすかった。FDRは本当に色を入れるとどこに不自然な色がでてきてしまう…youtube環境ぐらいなら十分に綺麗だと思う。

・製品としての質が高い

 梱包や外箱のデザインなどすごく垢抜けている。もう中国だから質が悪いという時代ではないのかもしれない。 

 

悪い点

・小型で風に弱い。見失いやすい。

 コンパクトが売りなsparkだけど、飛行して撮影するというドローン本来の役目からすると小型というのはデメリットも大きい。小型になれば風の影響も大きくなるし、機体を目視で追い続けるのも難しい。実際100mも上がると見えづらい。カメラなども小さくなるから画質も落ちるしね!

・送信機とドローンの接続が頻繁に切れる。

 今年になってから特に多いが、送信機とドローンの接続がよく切れる。しばらくしたりすると自然に復帰するので墜落には至っていないが、最初に起きた時は心臓が止まるかと思ったw
 本体の映像キャッシュが溜まると起きるという話を聞いて削除してからは起こっていないが再発の可能性は高い。接続が切れたからといってすぐに落ちることは無いのでご安心を。(ホームポイントに自動で戻ってくる) 

・選択できる解像度が一つしかない。

 1080p 30fpsしか撮影できないのはさすがにきつい。ビットレートも24Mbpsしかない。特に逆光に弱く、夕日などの撮影はほとんど真っ暗だし、順光じゃないと綺麗には撮影できない。せっかく景勝地に行っても時間帯を選ばないといけないというのは、ツーリングでは難しい。また4Kは必要ないというのをよく聞くが解像度が高ければ、それだけ編集の幅が広がり、映像にこだわる人には利点しかない。

 あと欠点という訳ではないが、飛行音が割と耳障り。機体が小さいので回転数を上げないと浮力を得られないからだと思う。大きなドローンになるほど音は低音が多くなる。

買った方がいいオプション品

 ・ジンバル カメラ保護カバー

 sparkにはジンバルにカバーが付いていない。移動の際にガタつかないように買った方がいいと思う。

 ・送信機

 スマホでも操作できるが、送信機の方が細かな操作が可能で、飛行できるエリアも広がる。

【国内正規品】DJI Spark 送信機

【国内正規品】DJI Spark 送信機

 

 ・送信機用操作レバーカバー

 sparkの送信機のレバーは取り外しできない。移動中に破損しないように買った方がいい。ただこの商品よく割れる…

  ・バッテリー

 sparkは飛行時間が短いので予備で持っていた方が無難。5000円と安いしね。

  ・OTGケーブル

 送信機とスマホを繋ぐケーブルこれで有線接続になり。映像のラグが減る。

 

 

総括

 やはりDJIのドローンの入門機ということだと思う。ただ入門機と言ってもドローンとしての基本的な能力は備わっており、DJIのドローンの魅力は十分に堪能できると思う。今ならフライモアコンボも安くなってきているので、これからドローンを始める人にはオススメの一台だと思う。