MAVIC miniは思ったより自由に飛べない!? ドローンを縛る法律、規制
DJI MAVIC miniは自由に飛べない!? ドローンを規制する法律や条例を考える モトブログ GROM散歩 #83
10月24日、メールで連絡があり、申請してた航空法で規制された飛行をする場合の包括申請が通りました。
◯ 許可をお願いしていたのはこの4つ
・人又は家屋の密集している地域の上空
・夜間飛行
・目視外飛行
・人又は物件から30m以上の距離が確保できない飛行
高度150mの規制も申請したかったのですが、申請がめんどくさそうだったのでパスしました。そこまで高度上げることないですし。
オッケー‼️これでどこでも自由にドローン飛ばせるぞ‼️
というとそういう訳ではありません。
これはドローンを規制する法律のうち、航空法の一部を許可頂いただけで、ドローンを規制する法律や条例はまだまだあります。
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ドローンを規制する法律や条例、その他
●航空法 MAVIC miniには適用されない。
MAVIC miniが画期的なドローンというのはこの航空法が適用されないということです。今回私が規制を解除したのもこれです。
①空港周辺
②150m上空
③人口密集地区
④夜間飛行
⑤目視外飛行
⑥第三者の30m未満
⑦イベント会場上空
⑧危険物の輸送
⑨物を落としてはいけない
●小型無人機等飛行禁止法 MAVIC miniにも適用される。
https://www.npa.go.jp/bureau/security/kogatamujinki/index.html
簡単に言えば国の重要施設周辺300mはドローンの飛行禁止ということ。(例:空港、皇居、原子力発電所、国会議事堂などなど)
これは重さは関係無く、1グラムだろうが、100キロのドローンだろうが、全て適用されます。
●道路交通法による規制 MAVIC miniにも適用される。
・道路上での離発着 → 道路交通法違反(道路交通法76条)
・道路上を通過 → 道路交通法違反(道路交通法76条)および航空法違反(航空法第132条)
これも重さに関係ないのでMVIC miniも適用されます。簡単に言えば、道路に物おいちゃだめですよ!車、人の往来を邪魔するようなことはしちゃダメですよ!ということ。
特に道路からの離陸、着陸は違反になる可能性が高いみたいです。ただ確実に明記されいていないのでグレーと言えばグレーなのですが、違反になると思います。(道路上空を横切るぐらいは良いみたい)
●条例による規制 MAVIC miniにも適用される。
それぞれの自治体による規制です。航空法で許可されてるエリアでも自治体でドローンを禁止している所もあります。公園なども飛行禁止の所が多いです。
河口湖で富士山を撮ろうとしたらホテルマンに止められました。DID地区でも無かったので理由を聞くと「露天風呂があるから」それは禁止だわww
●私有地での飛行 MAVIC miniにも適用される。
土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及びます。つまりドローンで他人の土地に入るのは違法行為ということです。
これが大問題です。そもそもこの日本において所有者のいない土地など存在せず、(畑や山も)ツーリング先で綺麗な風景を見つけて飛ばした場合、それは無許可飛行ということで、持ち主から訴えられる可能性があるということです…
ただ上空何メートルまで所有権が及ぶかは明記されておらず、ここもグレーです。もちろん住居を低空で撮影してたら怒られる可能性大です
飛行可能か確認する方法
ドローンフライトナビというアプリが便利。現在地の航空法、小型無人機等飛行禁止法、空港の規制エリアの確認がアプリ上でできます。
ピンク色が航空法の規制エリア(画面すべてが規制エリア)、黄色いエリアが小型無人機等飛行禁止法で規制されるエリアです。青いエリアは羽田空港の規制エリアですね。
ちなみに伊方原子力発電所も規制エリアでした。
「ドローンフライトナビ - 飛行制限確認地図」をApp Storeで
まとめ
正直、今後のドローン運用について悩んでいます。法的にグレーというところを突いて今まで通り運用するか。法を遵守するか(もちろん法は守らないとダメ)
ただ包括申請が通ったので飛行許可は下りやすくなったと思います。地道に許可もらって飛行するしかないか