西予市野村町に復興支援に行って来た
1日だけ時間が空いたので、知り合いに声をかけて5人で、知人がいる西予市野村町に支援に行かせて頂いた。
野村への道はいつも使っていた県道29号が通行止めで国道441号を使って向かうことに、441号もあちこちで土砂崩れがあった跡があり、とりあえず通れる様にしたといった感じ。
野村入り
野村の国道441号は大きな被害も少なそうで、コンビニの前にはミネラルウォーターが箱で山積みされているなど、生命維持に必要な物資は足りてる様に見えた。コーナンも浸かってなかったしね。
知人の家は川より高台にあり難を逃れたが、肱川沿いはかなり浸水の被害があり、特に野村ダムを背にして右側の地区の浸水がひどく、二階まで水が来たそうです。
作業開始
午前中は一人暮らしをしているお婆さんの家の家財道具の搬出。この地区はだいたい1m浸かったとのこと。東北でも経験したが、濡れた布団はとにかく重い!臭い!日がそんなに経っていないのに臭いがかなりした。まぁ東北よりは遥かにまし。あちらは海水だったしね。
知り合いの大学生も手伝いに来てくれ、午前中でほぼ浸かった家財道具の搬出は終わり。東北より規模が小さいのでゴミ捨て場もあまり混雑しておらず、スムーズに片付けができた。おばあちゃん喜んでくれて良かった。ただこれから床下のヘドロを除去したりとまだまだやることは山積み…
作業中、軽トラの荷台に水をはって氷で冷やした飲み物を配ってくれた。西予市の軽トラだったので市がやってくれているのか?とても助かった。こういう気配りは東北より遥かに進んだ気がする。
午後は…
午後は町内の旅館の片付けへ。ここは地下一階、地上二階という構造だが、一階の天井まで水位が来たとのこと。
中は増改築を繰り返したのか複雑な作り。家財道具はだいたい搬出されてガランとしていた。
とてもこの前まで普通に営業していたとは思えないほどの惨状…地下はさらにひどく電気が来ていないので恐ろしく暗く、ヘドロが溜まっており、綺麗好きな人なら発狂しそうな状況。ここはこれを期に廃業するとのこと。祖父はよくお世話になった旅館だったので残念。
作業してみて
野村町の雰囲気は穏やかで、被災者の方も笑顔で前向きな人も多かった気がする。ボランティア同士も「お疲れ様」と声を掛け合うのがとても良かった。
ちなみ今回行って一番役にたったのが軽トラ。廃棄物は家の前に出していれば持って行ってくれるが、すぐに来てくれる訳ではない。だが軽トラがあったおかげで出たものをすぐゴミ捨て場に持って行けたので、片付けがとにかくはかどった。
上記の様に今は物資より人手だと思う。とにかく人が足りないと感じた。また近いうちに行きたいと思う。