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グロムで四国を楽しんでいます!

被災地支援ボランティア 野村町 / 緒方酒造

 2回目の被災地ボランティアに行ってきた。前回は知人の家の手伝いをさせていただいたのですが、今回はとくにすることは無いとのことなのでボランティアセンターから参加。

 

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  野村町のボランティアセンターは乙亥会館の横にあり、かなり組織立って運営されている様子。受付のお姉さん(可愛い)から説明を受け、ボランティアと一眼で分かる様に名前と血液型を書いたシールを右肩に貼ってもらいます。なぜかお姉さんが貼ってくれる。サービスなの?
 また水、マスク、道具まで用意してあり、いたせりつくせりの様子。東北よりはるかに待遇がよくなってる気がします。これはやはり経験値なんでしょうね。悲しいですが。

創業260年の老舗酒蔵

 して、派遣された先はボランティアセンターのお隣の創業が宝暦3年(1753年)という緒方酒造。

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 一階の蔵は腰の高さぐらいまで浸水。低い位置にあった蔵は二階より高い位置まで浸水してしまったとのこと

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 入って来た水が酒のタンクを持ち上げ、奥に見える二つは屋根に引っかかってしまったとのこと。このタンク人の背丈より一回りは大きく、これを持ち上げる水の力はやはりすごい。

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絶妙なバランスで引っかかってるタンク

 危ないのでここには近づけず、その周りの汚れた機材やヘドロの除去をひたすら進める。この日は幸い曇りで過ごしやすい気候。これ昨日までの気温なら死んでる。
 この倉庫あかりが無く、破れた天井から光が入るのでなんとも写真映えする雰囲気。許可を頂いて撮影。iPhoneで撮影したがスナップならこれで十分って感じ。すごい時代ですなぁ。

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 休憩時間に周囲をうろうろしているとガレージの屋根に玉ねぎがのってる。本人もまさか屋根に載ることになるとは思いもしなかっただろうね。

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 ボランティアの活動は基本15時まで。作業が終わると酒蔵のオーナーの娘さんがスポンジケーキをくださりました。あと麦茶も。スポドリばかり飲んでたので麦茶のうまいことうまいこと。鉄分最高。

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 明日は水に浸かった日本酒を捨てるイベント?をするらしく来たら楽しいよ!とのこと。勿体無いが仕方ないこと。
 前回も思ったが全く先の見えない状況なのに野村町で知り合った人たちはどこか飄々としているというか、あまり悲壮感を感じさせない。全てを失ったと言っても過言ではないが日々を懸命に生きる強い明るさというのを感じる。逆に自分が力をもらう気がする。
 なにか、もっと自分にできることがあるのではと考えてしまう。